Equiti UK、中・高リスク顧客の受け入れ停止 利益94%減
FCA認可のEquiti Capital UKが中・高リスク顧客の新規受け入れを停止。2025年の取引収益24%減、純利益94%減の背景と、流動性供給を軸にした低リスク型への事業転換を解説します。
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概要:Taurex Primeを展開するZenfinex Technologiesの2025年売上高は前年比188%増の562万ポンドに拡大。前年の171万ポンドの赤字から14.9万ポンドの黒字へ転換しました。機関投資家向け流動性サービスの成長とコスト構造から、その背景を読み解きます。

売上高は約3倍。それでも、コストは同じペースでは増えていません。
Taurex Primeの機関投資家向け事業を展開するZenfinex Technologies Ltdは、2025年に売上高を大きく伸ばし、前年の赤字から黒字へ転換しました。
2025年の売上高は562万ポンド。2024年の195万ポンドから188%増となりました。
さらに注目したいのが最終損益です。2024年には171万ポンドの純損失を計上していましたが、2025年は14.9万ポンドの純利益を確保しました。
急成長を支えたのは、個人投資家向けの取引拡大というより、機関投資家向けビジネスでした。

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Zenfinex Technologiesは、英金融行為監督機構(FCA)の認可を受けるTaurex Ltdの親会社です。同社は「Taurex Prime」ブランドを通じ、機関投資家やブローカー向けに流動性や取引技術関連のサービスを提供しています。
2025年の主な業績は次の通りです。

単に売上高が増えただけではありません。
前年に170万ポンドを超えていた赤字を解消し、規模はまだ小さいものの黒字へ転換した点が今回の決算のポイントです。
同グループは2025年、顧客の注文を市場へ取り次ぐ「エージェンシーブローカー」として事業を展開していました。
収益源には、スプレッドへのマークアップ、取引手数料、スワップのマークアップ、リスク管理による損益などがあります。
加えて重要なのが、機関投資家向けの流動性・ホワイトラベルソリューションです。
対象にはMT4・MT5を提供するブローカーだけでなく、FIX接続を利用して取引する事業者も含まれています。
つまりTaurex Primeは、一般投資家から直接取引手数料を得るだけのビジネスではありません。他のブローカーや機関投資家の取引を裏側から支えるインフラ型の収益源を持っています。
会社側によると、2025年の売上高拡大を主に支えたのは、機関投資家向け流動性ビジネスの成長と、新規機関顧客の獲得に伴う取引量の増加でした。
ここ数年、同社は人員とインフラに先行投資を行ってきました。
2025年になって、その投資が売上高という形で表れ始めたことになります。
興味深いのは、売上高が188%増えた一方で、営業コストの増加率は**55%**にとどまったことです。
すでに人員やシステムなど一定の固定費を負担していたため、取引量が増えてもコストが売上高と同じペースでは膨らまなかったとみられます。
これは今回の黒字転換を理解するうえでも重要です。
今回の決算だけを見ると、14.9万ポンドという純利益は決して大きな金額ではありません。
しかし、2024年の171万ポンドの赤字から考えれば、損益構造は大きく改善しています。
さらに、
先行投資
↓
機関顧客の獲得
↓
取引量の増加
↓
売上高の拡大
↓
固定費を吸収して黒字化
という流れが見えてきたことは、単年度の利益額以上に注目すべきポイントでしょう。
会社側も、今回の業績改善について一時的なものではなく、構造的な改善との見方を示しています。
ただし、その評価が実際に裏付けられるかどうかは今後の業績次第です。
2025年は売上高を大幅に伸ばした一方、最終利益はまだ14.9万ポンドにとどまっています。今後も機関顧客と取引量を増やしながら、コスト増加を抑えられるかが次の焦点となりそうです。
Taurex Primeにとって2025年は、単なる「増収」の一年ではなく、これまでのインフラ投資を実際の収益につなげ始めた一年だったと言えそうです。
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